汗対策Q&A2:ワキガ・多汗症のしくみと対策

汗対策Q&A2

・汗と冷房の関連性はありますか?

汗は、体温調節に欠かせないもので、発汗機能を通じて環境の温度変化に対応しています。
ところが夏に冷房の中で長時間過ごしていると、徐々にこの適応能力が減退してしまい、温度調節ばかりでなく他の自律神経にも影響します。
一種の自律神経失調症で、そうなってくると汗の調節がうまくできないので汗の量が増える場合もあります。


・汗が気になるので一日何回もシャワーを浴びます

汗をシャワーやお風呂で流すことは、ホコリや雑菌などを取り除き、皮膚を健康に保つために必要なことですが、一日に朝晩の2回で充分です。
ここで注意する点は、お湯の温度で、緊張を解きリラックスできる温度は38~39℃のややぬるめのお湯です。


・汗をかかない衣服の工夫

汗をかきにくいのは当然、薄い服装です。
厚い衣類は体の熱を外に逃がす放射いう作用を阻害し、汗を増やします。
衣類の質については、合成繊維などは汗をはじいてしまうので蒸発しにくくなります。すると、皮膚表面の汗が蓄積して実際以上の発汗を感じます。
綿などの親水性、通気性のあるものが汗をかきにくい素材だといえるでしょう。


・多汗症の手術を受ける病院について

多汗症の手術を受ける病院選択のチェックポイントは、インフォームドコンセントをきっちりとしてくれる病院を選ぶことです。
具体的には手術前の腋窩多汗のタイプをきちんと分類して鑑別、診断し、それを説明してくれる先生のいる病院です。


・汗を抑える手術には入院が必要ですか?

汗を抑える手術には入院は必要ありません。
直視下剥離法では、手術中に完全に止血し、さらに埋没式タイオーバ法という固定法によって、日常動作等の動きに対しても脇の下を安静に保つことがえきるため、入院の必要がないのです。


・脇の下の汗の手術をすると他の部位も治りますか?

脇の下のアポクリン腺やエクリン腺を取ったからといって手のひらや他の部分の汗が減るわけではありません。ただ、脇の下の手術後に手のひらや足の裏の汗も減ったという患者さんもいます。
それは体の一部の汗が減ることによって精神的安心感や自信がついたことによる精神的相乗効果によるものだと思われます。


・腋窩多汗の手術の年齢制限はありますか?

ワキガ型多汗の場合は、思春期前ではアポクリン腺が十分に発達していないので手術は避けましょう。
ホルモンの動きが活発になってくる思春期以降であれば何歳でも可能ですが、一般的には中学生以降が適当でしょう。
ただし、精神性発汗による腋窩多汗では、心の変動が激しい中学、高校生の時期は様子を見たほうがよいでしょう。精神的にも成長途中なので慎重な対応が必要です。

 
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