発汗恐怖症の治療法1:ワキガ・多汗症のしくみと対策

発汗恐怖症の治療法1

・汗の体温調節以外の役割

汗を暑いときや運動するときに体温調節のためにかくのは当然ですが、それ以外にも汗をかく必要があります。
精神的に緊張したりストレスを感じると、手のひらや足の裏から発汗します。それは、手のひらから汗を出して滑りにくくしたり、足の裏から汗がでてグリップをよくする役割がありました。
ですが、現代では過度のストレスにより発汗システムに異常ができ、多汗症などの症状が多くなってきました。


・汗をかくことと緊張の悪循環

汗は、緊張や気温の変化や環境の変化によってかきますが、意識し過ぎて汗を止めようと思えば思うほど出てしまいます。このような緊張と発汗の悪循環が長い間続き、何をするにも汗が出てしまい、日常生活や仕事に支障がでる場合もあります。
些細なきっかけではじまったことでも、それが固着かされてしまうと本人の医師ではどうしようもない状態になってしまいます。


・汗に悩む人の性格と生育の特徴

汗で悩む人は、マジメで完璧主義の努力家の方が多く、非常に負けず嫌いです。その反面、かなりの恥ずかしがり屋でもあります。
一人の人間の中に、外交的性格と内向的性格が同居しており、それが耐えず葛藤します。そして幼少期に自分を抑えて良い子を演じないと受け入れてもらえなかった人です。
自分の本音を出したいにも関わらず、他人の気持ちを気遣ってしまい、自分自身をうまく表現できず、不完全燃焼の状態にある人が汗に悩む傾向にあるようです。


・発汗恐怖症の治療法①-精神分析療法

汗をかくことを怖がる人への療法の一つに、精神分析療法があります。
フロイトによって創始されたこの療法は、自由連想法というやり方が用いられます。
周一ないし数回の面接で、患者が椅子に横たわり、頭に浮かんでくる事柄を治療者に全て話します。
治療者はそのときの態度、ふるまい、浮かんだ内容、治療者に向けられた感情などを分析して患者さんにそれを告げます。
それに基づき幼児期の対人関係やコンプレックスを洞察し、過去のさまざまな記憶を思い出して現在の感情や症状との関係について理解を深めます。


・発汗恐怖症の治療法②-ロゴセラピーと逆説志向

汗に対して執着してしまう人へのロゴセラピーとは、「強すぎる欲求は帰って望むものの実現を不可能にし、逃避はかえって怖れるものを出現させる」という人間の心理を、対人恐怖等の治療に応用しようというものです。
ロゴセラピーとは開き直り療法といわれ、意外に簡単で効果が出やすいのが特徴です。

 
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