発汗恐怖症の治療法2:ワキガ・多汗症のしくみと対策

発汗恐怖症の治療法2

・発汗恐怖症の治療法③-系統的脱感作法と自律訓練

汗を気にする人へのこの治療法は、ある刺激場面で緊張状態を示すとき、この緊張反応とは相容れないような、逆にリラックスするような反応を生起されると、患者さんの緊張反応は制止されるというものです。
簡単にいえば、訓練によって意図的に自分の自律神経をコントロールできる方法を見につけさせようという治療法です。


・発汗恐怖症の治療法④-呼吸法

汗に対して恐怖を抱いている人に対して効果的なのが、呼吸法です。
ゆったりと呼吸しているときには脳波はα波状態になるので、心が落ち着きます。
もっと安定した呼吸を続ければ、脳波は更に深い催眠状態になり、θ波を記録します。
具体的な呼吸法の手順は、
①呼気:腹を引っ込めて古い空気を絞り出す。
②吸気:腹の筋肉を緩めて自然に肺を新鮮な空気で満たす。
③保息:そのまま息を止める。
という流れです。


・発汗恐怖症の治療法⑤-五味式自律訓練簡便法

汗を抑制するのに呼吸法が有効ですが、それでも汗の減少が充分ではない人は五味式自律訓練簡便法を行います。
方法は、呼吸のリズムに合わせて意識を足先から頭の先まで集中させ、移動させるのです。足先から頭の先までくまなく集中し、2~3回繰り返してください。


・発汗恐怖症の治療法⑥-薬物療法

汗を抑えるのではなく、精神を楽にする方法として薬物療法があります。
薬物療法とは強迫神経症の治療で行われているのと同様に、薬によって心の中の不安を取り除こうとするものです。
薬に不安が減り、普通に生活ができるようになると自信がつきます。それにより薬をやめても不安を減少させることができます。


・発汗恐怖症の治療法⑦-エンカウンター

汗に対して恐怖を抱く人は、「汗をかいた過去」と「汗をかくかもしれない未来」にとらわれて汗をかいていない今現在の自然な自分を忘れてしまっている状態です。
過去でも未来でもなく現在の自分の感覚や感情に気付いて、それを大切にすることがエンカウンターの目的です。


・発汗恐怖症の治療法⑧-神経ブロック

汗に対する神経ブロックとは、交感神経の繊維が集中する幹や筋の部分を破壊することによってそれ以降への神経の伝達を止めることをいいます。
発汗神経に直接作用するため、効果が非常に高いのが特徴です。


・発汗恐怖症の治療法⑨-制汗剤を用いる

汗を抑制する制汗剤として、ホルムアルデヒド(ホルマリン)やアルミニウム塩などが用いられます。
これらを薄めた液で、就寝前や朝起きたときに手のひらや足の裏の洗浄を繰り返していると一時的に汗腺の導管が閉塞して汗が減少します。

 
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